コンダクターについて 
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コンダクター(日本コンダクター社の商品名)とかトレーナー(水光社の商品名)と呼ばれる電子邦楽器は主に教室での吟詠指導に使われ、いろいろな種類のものが販売されておりますが、その基本機能などについて説明します。(下図はミニタイプ例)

コンダクター

コンダクター基本機能
キーボード 下段ボタンが詩吟音階順に配列、複数ボタンを押しても高音ボタンのみ有効
        上段ボタンは「」「」が比較的よく使われる
本    数 スライダーを左右に動かして数字に合わせる(音階移動)
微    調 本数の微調節(半音より狭い微分音 -1/2 〜 +1/2)
陰陽切替えオクターブのボタンが付いたものもある


上記の基本機能以外に、多機能を備えたものも販売されており高度な演奏が可能となります。

トレーナー絆

【例】
複数ボタンの同時演奏
音階切換(長短・陽陰)
和音同時演奏
ヘルツ変更
鍵盤音色(琴・三味線・尺八・ピアノ・ギターなど);
余韻調整
音逞ガイド
伴奏内蔵
タイマー・ブザー
マイク入力・録音再生
など




【運指法の例】
詩吟には「主音()に帰る」という大原則があり、高音部に上がっては主音に戻り、低音部に下がっては主音に戻ります。したがって滑らかな運指ができます。
コンダクター運指法
同時に複数キーを押した場合、その中の最も高い音が鳴る(音の揺りなどに使う)。和音は一部のコンダクター(水光トレーナー)を除き鳴らせない。
一本の指(主に人差し指)で弾く場合は、指を鍵盤上で滑らすように弾く       └--> 詩吟の楽典→「和音」
コンダクターを弾く場合の吟譜例
吟譜例
PCコンダクター ←パソコン上でコンダクターを弾くことが出来ますが、あまり実用的ではありません。
使い方
最初に「電源」ボタンをクリック!
ボタンのアルファベットと同じ、パソコンのキーボードを押すと音が鳴ります。
マウスで上の画面(三・ミ など)をクリックしても OK です。
スペースキー<SPACE>で音が止まります。その下の「いきつぎ」は使えません。
本数は「1」~「0」のキーで、一本から十本まで選択します。
右上のピンクのボタンでも上下できます。
画面右上の[×]でPCコンダクターを閉じれば、このページに戻れます。


【伴奏の要領】
先導型 吟詠に対して伴奏をやや先行して弾き、吟詠をリードする演奏法。初心者の吟詠指導に効果的、吟者にアクセントや音程を確実に伝えることができる。
同時型 吟詠に対して伴奏を同時に弾く演奏法。指導者の口伝をコンダクターに置き換えたもので、吟詠の流れ(節調や間の取り方)を繰返して指導するのに最適。吟詠指導に最も多く用いられる。しかし何時までもこの方法を続けるとコンダクター通りにしか詠えない弊害の出る恐れもある。
後追型 吟詠に対して伴奏をやや遅れて弾き、吟詠に付かず離れず追って行く演奏法。吟詠会などの尺八伴奏にみられる方法(アドリブ演奏)で、本来の伴奏法。


【演奏の具体例】
青字項目をクリックすれば簡略譜が表示が出来ます、譜面を見ながら弾いてみて下さい。
簡略譜画面右上の をクリックで戻ります。
絶句「九月十日」吟譜
短歌「ゆく秋の」吟譜
俳句「夏草や」吟譜
コンダクター前奏譜

コンダクターによる伴奏例 (伴奏を聴きながら譜面を表示できます)
下のバー(プレイリスト)を▼(最右)で開き、選曲(クリック)すると再生(演奏開始)します。
(最左) : 一時停止(演奏停止)・(最左)で再生を継続します。

%{artist} - %{title} [%{album}], (%{year}) (%{time})
  コンダクターによる伴奏
Seek to %{time1} of %{time2} (%{percent}%)
  ---  
0:00

This is a normal list of HTML links to MP3 files, which jsAMP picks up and turns into a playlist.

プレイリスト



コンダクター速習のコツは、あまり理屈に拘らないで声を出して吟じながら弾くことです。子供の頃のハーモニカの練習過程を思い出して下さい。


メロディコンダクター(日本コンダクター)
吟譜が読めなくても本体の載せた歌詞カードの文字を指でなぞるだけで演奏できます。
音を確認しながら歌詞カードに吟譜(漢詩・和歌など)を書き込めば詩吟伴奏用として使用でき、また付属の名歌集(88曲)は幼少年への童謡・唱歌の指導に適していますが、あまりお勧めできません。
        使用例             使用例 
               歌詞カードの例
歌詞カードの例


陰陽コンダクター(日本コンダクター)
音階切換(長短・陽陰)ボタンの付いたコンダクターで、鍵盤ボタン付吟譜の例
鍵盤ボタン付吟譜
操作については日本コンダクター販売(株)ホームページ「Music ON」で動画が参照できます。
また、図書「コンダクター速習法」が【(有)三協図書出版社】より発行されています。
コンダクターは(株)水光社または日本コンダクター販売(株)より販売されております。


このページの最終更新日時:2020-04-02 (木) 13:16:07