日本の年中行事

日本の年中行事は、四季の農作業にかかわる事柄が多い。それに長い間の宮廷・貴族や武士の生活が、民衆の暮らしに取り入れられ、しみこんでできあがったものが多い。
日本の祝日は ⇒「詩吟ミニ講座」→詩の主題を参照

月名主な行事名
開催日
画像行事内容
一月
(睦月(むつき))
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童謡「一月一日」⇒(最下段
一年の最初の月をいい、新年の祝い・行事を指す。正月と呼ぶのは「正」が年の初め・年の改まる意味に由来する。古くは、正月は孟蘭盆(うらぼん)と対応するもので、半年ごとに先祖の魂を迎えて祀る性格の行事であったが、仏教の影響が大きくなるにつれ孟蘭盆は先祖の供養など仏教的行事の意味合いが濃くなっていき、正月は神祭りとしての意味合いが強くなった。つまり年神(正月様)を迎え豊作を祈り五穀を守るという性格になっていった。年末から大晦日にかけての賑わいや気ぜわしさが、一夜明けて元日となると、のどかな気分になる。日本人にとって、この初春を迎える新鮮な感覚は時代が変わっても同じである。一般に正月の終わりは20日と考えるところが多い。門松を6日の夕方に取払うことから、6日までを「松の内」と呼ぶ。旧暦(太陰太陽暦)では正月(旧正月)は立春の頃としていた、新年は一年の初めを寿ぐ意味からも最も多く行事が集中している。小正月に対し「大正月」とも呼ばれる。
初詣
1日
&show(): File not found: "auto_Avf9k0.jpg" at page "日本の年中行事";年明けの初参:災いの神(禍神)を祓う呪い拝、今年一年の無事・平安を祈る。恵方に当る方角の神社仏閣に参るのを恵方詣りといい、古くは年籠りともいった。
修正会(しゅしょうえ)
元旦~3・7・14日
&show(): File not found: "auto_yKYHT5.jpg" at page "日本の年中行事";旧年の罪悪を仏に懺悔し新年の天下泰平・五穀豊穣を祈願する法会。陰暦二月に行われる修正会を「修二会」といい「御水取り」に継承されている
書初め
2日
&show(): File not found: "auto_uyXgEl.jpg" at page "日本の年中行事";吉書・試筆・初硯などと呼ばれ、若水で墨をすり恵方(吉方)に向かって詩歌を書く風習があった。「長生殿裏春秋富 不老門前日月遅」という漢詩が有名
初荷
4・5日頃
&show(): File not found: "auto_qUQRQ5.jpg" at page "日本の年中行事";昔は2日に馬・車・船に商品を積み、紅白の布で美しく飾り旗をひるがえして売り先に届けた。現在はトラックで全員拍手で送り出す。
うそかえ
7日
&show(): File not found: "auto_WydFEL.jpg" at page "日本の年中行事";
&show(): The style ref(filename,pagename) is ambiguous and become obsolete. Please try ref(pagename/filename);菅原道真公が寵愛した鳥 スズメ目アトリ科ウソ属の一種。
福岡県太宰府天満宮、木製の鷽(うそ)に昨年の罪や汚れ(嘘)を託して神前に納め、代わりに今年の幸運をいただくという神事、参詣人は夫々に小さな鷽を持寄り「替えましょう」と言いながら、相手かまわず取替え合う。
十日戎(とおかえびす)
10日
&show(): File not found: "auto_OucuYJ.jpg" at page "日本の年中行事";各地の戎神社で行われる商売繁盛の祈願祭。宵戎(9日)・本戎(10日)・後戎(11日)があり、福娘の「商売繁盛で笹持ってこい」の掛声に参拝者は縁起物を笹竹に吊るした福笹や福飴を買い神棚に供える
左義長
(さぎちょう)
14日夜
15日朝
&show(): File not found: "auto_D0b9C6.jpg" at page "日本の年中行事";長い竹数本を立て門松・しめ飾り・書初めなどを焼く。どんど焼き・さいと焼き・オンペ焼きなどと呼ばれる。
山焼き
15日
&show(): File not found: "auto_RhGzlV.jpg" at page "日本の年中行事";奈良市若草山の山焼き。起源は諸説あるが現在は害虫駆除が目的で、午後6時打上げ花火とラッパの合図で白頭巾に黒装束の姿で山麓に一斉点火される、約40分
出初(でぞめ)
6日
&show(): File not found: "auto_mNPzFT.jpg" at page "日本の年中行事";古くは(とび)職による消防演習や梯子の曲乗りなどが披露されたが、現在では消防署員による一斉放水やヘリコプターでの訓練が見られる
七草粥
7日
&show(): File not found: "auto_uAKYlV.jpg" at page "日本の年中行事";七種(ななくさ)の節句」の略。「春の七草」((せり)(なずな)御形(ごぎょう)蘩蔞(はこべら)仏の座(ほとけのざ)(すずな)蘿蔔(すずしろ))の入った粥を食べると邪気をはらい万病を除くといわれる。
歌会始め
11・12日頃
&show(): The style ref(filename,pagename) is ambiguous and become obsolete. Please try ref(pagename/filename);宮中における年始の歌会。天皇・皇后両陛下ご臨席の下に、国民の詠進歌のうち優れた歌が披露される。

←歌会始めの儀
 (宮殿 松の間)
平成27年度お題【本】
夕やみのせまる田に入り稔りたる
稲の根本に鎌をあてがふ(天皇御製)

来し方に本とふ文の林ありて
その下陰に幾度いこひし(皇后御歌)
小正月
15日
&show(): File not found: "auto_ofNQQV.jpg" at page "日本の年中行事";元は旧暦1月15日の行事、家庭的な行事で門松に対して餅花(餅を薄くのばし丸く平たく切って彩色したもの)や削り花(神仏に供える飾り棒)などを飾り「花正月」ともいう。
鏡開き
11日
&show(): File not found: "auto_G8AAK9.gif" at page "日本の年中行事";正月に供えた鏡餅を食べる儀式、刃物を用いず手や槌で砕くので「開く」と目出たい言葉を使う。講道館の鏡開きが有名
かまくら
15~16日
&show(): File not found: "auto_4VSGhI.jpg" at page "日本の年中行事";秋田県横手地方の小正月行事。街路や家の門口に作られた雪室の正面に祭壇を設け御幣を立て夜は灯明を灯して水神を祭る。「ドンドン小屋」「鳥追い小屋」とも云われ用材は正月飾りと一緒に左義長のときに燃やされる。
小豆粥
(あずき粥)
15日
&show(): The style ref(filename,pagename) is ambiguous and become obsolete. Please try ref(pagename/filename);小正月には小豆粥を食べる風習が広く一般に見られる。小豆は皮が赤色であるため特別な穀物であった。赤色は太陽の色であり、火の色であり、生命の通じる血の色でもあるため、古来、身を護り災厄を払う霊力を秘めた物と考えられていたからである。
国旗制定日
27日
&show(): The style ref(filename,pagename) is ambiguous and become obsolete. Please try ref(pagename/filename);後醍醐帝の頃に旗印とされ、源平時代にも扇が流行して家紋や馬印にされている。川中島合戦では武田・上杉両軍とも日の丸を掲げて対陣した。島津斉彬が新造船の旗印として対外的に初めて用いた明治3年1月27日太政官布告で国旗と定められた。
二月
(如月(きさらぎ))
節分
3・4日頃
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もともと立春・立夏・立秋・立冬の四季の分かれ目を意味したが、特に立春の前日だけを呼ぶようになった。「豆撒き」は中国から伝わったもの(追儺)で、邪気や災厄を祓う行事で一家の主人が年男になり”福は内 鬼は外”と唱えながら豆を撒き、「おかげ」があるとして自分の歳の数だけ拾って食べる年取りの行事の名残りである。豆は「五穀」の中で米に次ぐものであった。
初午(はつうま)
最初の午の日
&show(): File not found: "auto_vjeauM.jpg" at page "日本の年中行事";初午は稲荷社の祭で稲荷社の本社である伏見稲荷神社のご祭神・宇迦御霊神が伊奈利山へ降りた日が和銅4年2月11日(711年3月4日。2月9日(3月2日)説もある)であったとされ、この日が初午であったことから、全国で稲荷社を祀る。本来は旧暦2月の最初の午の日であるが、現在では新暦2月の最初の午の日とされている。そのため、元々は春先の行事だったのが、冬の一番寒い時期の行事となってしまった。また今では2月最初の午の日とされるが、古来は、立春以降の最初の午の日に行われていた。
針供養
8日
&show(): File not found: "auto_A4l7nA.jpg" at page "日本の年中行事";折れた針を供養して裁縫の上達を願う行事。江戸時代初期に始まり折れ針を豆腐やこんにゃくなどに刺し淡島神社の祭神(婆利才女(はりさいじょ))に供える
建国記念日
11日
&show(): File not found: "auto_r18yGL.jpg" at page "日本の年中行事";「日本書紀」で神武天皇即位の日で、明治5年12月に太陽暦で2月11日を祝日と制定。神話に基づいたもので歴史的根拠があいまいであるとの主張も根強い。「紀元」とは歴史上の年数を数えるときの基準となる最初の年で西暦紀元はキリスト降誕日で世界基準として用いられている。
涅槃会
(ねはんえ)
15日
&show(): File not found: "auto_JHRHgO.jpg" at page "日本の年中行事";釈迦入滅日。各寺院での法会では、涅槃図をかかげ遺教経を読誦して釈尊の遺徳を追慕奉賛する。推古天皇のとき奈良・元興寺での法会が最初といわれる。全国から
雪まつり
上旬
&show(): File not found: "auto_VBdTr0.jpg" at page "日本の年中行事";北海道札幌市内の大通公園をはじめとする複数の会場で毎年2月上旬に開催される雪と氷の祭典である。雪で作った大小の像を中心にしたものだが、すすきの会場を中心に氷像も展示される。全国から200万人以上の観光客が訪れる
太子会(たいしえ)
22日
&show(): The style ref(filename,pagename) is ambiguous and become obsolete. Please try ref(pagename/filename);聖徳太子の御忌日に行われる法会。浄土宗の各寺院や太子ゆかりの広隆寺・法隆寺・四天王寺などでも法会が営まれる。
三月
(弥生(やよい))
雛祭り
3日
&show(): File not found: "auto_boFalS.jpg" at page "日本の年中行事";女の子の健やかな成長を願い、美しいひな人形を飾ってお祝いする、日本の春の伝統行事です。実はこのひな祭り、もともとは女の子のためのお祭りではなく、邪気が入りやすい季節に「穢れ」を祓うための儀式だったそうです。
豊年祭り
15日
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豊年と殖産を祈る性器崇拝の奇祭、同日には犬山市大県神社でも女性器(右写真)を奉ずる祭があり、陰陽一対をなしており両方に参詣しないとご利益が薄くなるという
彼岸会(ひがんえ)&show(): The style ref(filename,pagename) is ambiguous and become obsolete. Please try ref(pagename/filename);
春:3月21日頃
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秋:9月23日頃
彼岸は雑節の一つで春分・秋分を中日とし、前後各3日を合わせた各7日間(1年で計14日間)。最初の日を「彼岸の入り」最後の日を「彼岸明け」と呼ぶ。中日に先祖に感謝し、残る6日は悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日とされている。
御水取り
修二会
1~15日
&show(): The style ref(filename,pagename) is ambiguous and become obsolete. Please try ref(pagename/filename);二月堂の本尊十一面観音に練行衆と呼ばれる精進潔斎した行者がみずからの過去の罪障を懺悔し、その功徳により興隆仏法、天下泰安、万民豊楽、五穀豊穣などを祈る法要行事 奈良時代には十一面悔過法(じゅういちめんけかほう)と呼ばれる正式名称。関西では「お松明(おたいまつ)」と呼ばれる。
四月
(卯月(うづき))
花見
初旬
&show(): File not found: "auto_Jq8wEe.jpg" at page "日本の年中行事";花は春の一時期に一斉に咲き競い2週間足らずで散るため、日本人の季節感を形成する風物となっている。可憐な花の美しさが開花期間の短さ、散り際の豪華さによりいっそう印象づけられ、しばしば人の命の儚さになぞらえられる。そのためか古来より、桜は人を狂わせるといわれることもある。持参の花見弁当を愉しむのが伝統的である。花を見ながら飲む酒は花見酒と呼ばれ風流なものではある。
灌仏会(かんぶつえ)
8日
&show(): File not found: "auto_lFudLY.jpg" at page "日本の年中行事";釈迦(ゴータマ・シッダッタ)が旧暦の4月8日に生まれたという伝承に基づく。降誕会(ごうたんえ)仏生会(ぶっしょうえ)浴仏会(よくぶつえ)龍華会(りゅうげえ)花会式(はなえしき)花祭(はなまつり)の別名もある。
五月
(皐月(さつき))
葵祭(あおいまつり)
15日
&show(): File not found: "auto_2RrooY.jpg" at page "日本の年中行事";正式には賀茂祭、京都市の賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)で行なわれる例祭。石清水八幡宮の南祭に対し北祭ともいう。
端午(たんご)節句
5日
&show(): File not found: "auto_fTIS7W.jpg" at page "日本の年中行事";&show(): File not found: "auto_usFwjC.jpg" at page "日本の年中行事";五節句の一つで女子の桃の節句(雛祭り)に対して男子の節句。元は中国の行事で薬草を摘んで野遊びをし、菖蒲やヨモギを門戸や軒にかけ菖蒲酒などを飲み邪気や疫病を祓った。また中国楚時代の詩人・屈原が国への憂憤自殺した日で、霊前にチマキを供えたことからチマキを食べることにつながったと云う。菖蒲が「尚武」「勝負」に通じるところから、武者人形(五月人形)や幟・鯉のぼりなどを飾る風習が生まれた。中国と日本の習俗がまじわって発展した
三社祭
第3日曜
&show(): File not found: "auto_UIv7j6.jpg" at page "日本の年中行事";浅草神社の祭礼で神田祭・山王祭とともに東京三大祭の一つ。総鎮守の観音像を拾い上げたという土師真仲知(はじのまつち)を祀るところから三社明神とも呼ばれる
博多
どんたく
3~4日
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オランダ語Zontag(休息日)
福岡市で毎年開催される祭りで動員数は200万人を越え、新潟県上越市の「高田城百万人観桜会」、青森県弘前市の「弘前さくらまつり」や長野県の善光寺の御開帳、広島県広島市の「ひろしまフラワーフェスティバル」と並び、動員数で国内最大級の祭(都市まつり)である。博多祇園山笠とともに福岡博多を代表する祭りの一つ。
鍋冠(なべかんむり)
3日
&show(): File not found: "auto_rKdHCY.jpg" at page "日本の年中行事";春の大祭では御旅所から神社までの約1kmを総勢200人がねり歩く。その行列の中に狩衣姿の数え年8歳前後の少女8人が鍋を被って加わり日本三大奇祭の一つ。当社の祭神が全て食物に関係のある神であることから、このような祭が生まれたと考えられている。米原市の無形民俗文化財。
六月
(水無月(みなづき))
更衣(ころもがえ)
1日
&show(): File not found: "auto_t3Re3B.jpg" at page "日本の年中行事";季節に応じ学生や企業の制服(夏服、冬服など)を変更する。毎年6月と10月に一斉に衣替えが行われることが多い。二週間から一か月間の移行期間が設けられる。衣替えは強制的なものではなくあくまで習慣である。しかし学校においては移行期間が終了すると強制的に制服を替える場合が多い。
百万石祭り
13~15日
&show(): File not found: "auto_vAipML.jpg" at page "日本の年中行事";加賀藩祖・前田利家が金沢城(尾山城)に入城した日を記念して始まった祭。尾山神社を中心に時代絵巻行列・加賀獅子舞・加賀鳶が披露される
チャグチャグ馬ッコ
15日
&show(): File not found: "auto_bEHuA8.jpg" at page "日本の年中行事";盛岡市で、もとは端午の節句(5/5)に行われていたが農繁期を避け馬の労をねぎらう安息日。金銀紅紫の華やかな飾り付けをした愛馬に半天姿の男児や振袖姿の女児を乗せ、馬の神様・蒼前神社に参拝し安全健康の祈願をする。馬飾りの鈴がチャグチャグと鳴り響くことからの行事名
鞍馬竹伐会(たけきりえ)
20日
&show(): File not found: "auto_ki2ThZ.jpg" at page "日本の年中行事";鞍馬山で修行していた大徳峯延上人が二匹の大蛇に襲われ、三段斬りにしたが雌蛇は仏法に従ったので許し御香水を絶やさぬよう命じ放した。この故事に因るもので八本の竹を蛇に見立て東西二組に分かれた僧兵姿の法師八人が弁慶装束で大竹を三段斬りして堂内に駆け入る速さを競う豊作の占い行事。
宇治(あがた)祭り
5~6日
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時の記念日
10日
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時間を尊重・厳守して生活の改善合理化を進める目的で制定。天智天皇(38代)が漏刻(水時計)を設置し鐘鼓を打って時を知らせた史実『日本書紀』がある。「斗鶴」「斗景」「自鳴鐘」とも書く、古くは日時計もあった。日本の標準時は明石市を通る東経135度
七月
(文月(ふづき))
祇園(ぎおん)
1~29日

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京都八坂神社の祭礼で祇園会・祇園御霊会ともいい疫病退散の祈願が始まり。吉符入り(1日)に始まり→神輿洗い(10日)→芸能奉納(15日)→神幸祭(17日)→お旅所発興(24日)→奉告祭(29日)に終わる。中で宵山(よいやま)(16日)と山鉾(やまほこ)巡行・神興渡御(17日)が有名、コンチキチンの祇園囃子が流れ山鉾の上では笛・太鼓・鉦が奏される。
ほうずき市
9~10日
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七夕
7日
&show(): File not found: "auto_4Etu4x.jpg" at page "日本の年中行事";五節句の一つで日本古来の棚織津女(たなばたつめ)の話と中国の牽牛星・織女星の伝説が合体した宮中行事。星祭り説話と裁縫・書などの上達を祈願する乞功奠(きっこうでん)の風習とが習合した行事。
お盆
中元
15日
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仏教では盂蘭盆(うらぼん)(Ulla-mbana)にあたり正月行事と並んで祖霊信仰の最も大事な行事である。本来は中国道教の祭日で上元(1月15日)・中元(7月15日)・下元(10月15日)の三元には灯籠に火を灯して盛大な夜祭が営まれた。中元は罪を懺悔する日とされ神を祀るとともに両親や目上の人に魚を贈る風習があった。
(おそれ)山大祭
20~24日
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八月
(葉月(はづき))
十五夜
旧暦15日
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中秋の名月・お月見などと呼ばれ観月の好季節とされ月下に酒宴を張り詩歌を吟じ、すすきを飾り月見団子・里芋・枝豆・栗などを供えて楽しんだ。「仲秋」は旧暦八月をいい初秋・仲秋・晩秋と呼び特に八月節・中秋節と云った。また「いも月」とも呼び里芋類の収穫儀礼にも由来する。
詳細は月の形と呼び名 : 詩吟ミニ講座 ⇒ 詩の主題? を参照
ねぶた
ねぷた
1~7日
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八朔(はっさく)
1日
&show(): File not found: "auto_6t8IVX.jpg" at page "日本の年中行事";旧暦八月朔日(ついたち)の称。その年に採り入れた新しい稲を主家や知人などに贈って祝い豊作祈願・予祝を行った。田実(たのも)の祝い・たのも節句ともいう。
阿波踊り
13~15日
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踊るアホウに見るアホウ
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男踊り 踊らにゃ損々
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女踊り 赤の蹴出しがなまめかしい
蜂須賀家政が阿波二十五万七千石の大守として入国し徳島城を築いた際、祝い酒に酔った人々が夜のふけるのも忘れて踊り歩いたのが起源。独特の流し踊りは疫病神送りにも通じ、熊本県牛深市のはいや節の系統で唄は「よしこの節」に替えられている。「連(数十名のグループ)」ごとに揃いの浴衣を着て、男は鉢巻に足袋・女は鳥追笠にピンクの蹴出という出たちで、三味線・笛・太鼓・鉦の賑やかなリズムに乗って町中を練り歩く。連や男女によって踊り方が異なり男性の踊りは仕草が滑稽で見物人の笑いを誘う。
大文字焼き
16日
&show(): File not found: "auto_Hmf4Ga.jpg" at page "日本の年中行事";お盆に迎えた先祖の精霊が冥府へ帰るのを送る行事で祇園祭とともに夏の京都風物詩。大文字・左大文字・妙法・船形・鳥居形の五つの火が点火される。なかでも如意が岳の大文字が最もよく知られ「大」文字のサイズは73 X 124~146mという壮大なもので加茂の河原などから見物する。
千灯供養
24日
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大提灯祭り
26~27日
&show(): File not found: "auto_YkHBVi.jpg" at page "日本の年中行事";愛知県西尾市一色町・諏訪神社で行われる祭礼で、海の悪霊による水害を避けるために社前に篝火(かかりび)を燃やし太鼓を叩いて追い払ったのが起源。後に篝火は提灯に変えられた。
九月
(長月(ながつき))
重陽(ちょうよう)
9日
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吟詠「九月十日」⇒(最下段
五節句の一つ「重陽の節句」。陽数の極「九」が重なるところから「重九」「菊の節句」「九月節句」とも呼ばれる。中国から伝わったもので観菊の宴が催され菊酒を飲み無病息災・長寿を願った。「菊綿」行事(菊花に綿を着せて露・香を移し身体をなでて長寿を祈願)は日本独自の風習である



去年今夜侍清涼
秋思詩篇独断腸
恩賜御衣今在此
捧持毎日拝余香
十三夜
旧暦13日
&show(): File not found: "auto_e1nBXz.jpg" at page "日本の年中行事";十五夜(中秋の名月)に対し「後の月」「豆名月」「栗名月」とも呼び十五夜に次いで美しい。日本固有の風習で十五夜のように中国伝来ではない。
詳細は月の形と呼び名 : 詩吟ミニ講座 ⇒ 詩の主題? を参照
流鏑馬(やぶさめ)
16日
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流鏑馬(やぶさめ)鶴岡八幡宮
鎌倉市・鶴岡八幡宮例大祭で奉納される騎射競技が正式の型で残っている。舞殿で神酒拝載式の後、弓袋差郎党を従えて三騎の射手が境内の馬場に入場する。先導に神職・総奉行・馬場元来役・的立などが進み鎧武者の行列となる。行列が馬場を一巡すると総奉行の合図で一の射手が約250mの馬場を三つの板的を次々と鏑矢(かぶらや)で射ながら駆け抜ける。
風の盆
1~3日
&show(): File not found: "auto_KUceyF.jpg" at page "日本の年中行事";富山県八尾市の古い祭。越中おわら節の哀切感に満ちた旋律にのって、坂が多い町の道筋で無言の踊り手たちが洗練された踊りを披露する。艶やかで優雅な女踊り、勇壮な男踊り、哀調のある音色を奏でる胡弓の調べなどが来訪者を魅了する。おわら風の盆が行なわれる3日間、合計25万人前後の見物客が八尾を訪れ、町はたいへんな賑わいをみせる。
十月
(神無月(かんなづき))
鞍馬火祭
22日
&show(): File not found: "auto_zCGfiw.jpg" at page "日本の年中行事";京都・由岐神社の祭りで平安京の北方鎮護のため御所内の祭神を鞍馬山中に勧請して創建された。鴨川の葦で松明を作り篝火を焚いて迎え入れたのが起源。若者2・3人が大松明(長さ:4m、重さ:100kg)を担ぎ「サイレイヤ サイリョウ」の掛声も勇ましく路上の松明を点火して行く。
恵比寿講夷  講(えびすこう)
10日
&show(): File not found: "auto_eeuGhZ.jpg" at page "日本の年中行事";福の神・恵比寿を祭る行事で商家は商売繁盛を祈って親族や得意先を招き宴会をした。地方によって祭日が異なる。商売上の駆け引きから客にウソをついた罪滅ぼしとして、この日は大安売りをして神罰を免れることをしたが、現在はやたらに特別大売出しがあり新鮮味に乏しくなっている。
おくんち
7~9日
&show(): File not found: "auto_9eA3LG.jpg" at page "日本の年中行事";長崎市・諏訪神社の祭礼。「重陽の節句」に合わせて行われたことから御九日・お供日・お宮日とも書く。九州西北部地方で行われる秋祭りで「長崎くんち」が有名、中日には青竜(オス)と白竜(メス)の華麗な竜踊り(じゃおどり)があり異国情緒あふれる祭である
虫干し
中・下旬
&show(): File not found: "auto_JCbAxS.jpg" at page "日本の年中行事";大事な衣類・書籍・掛け軸などのカビや虫害を防ぐために取出して風を通す。奈良・正倉院の「曝涼」が有名。かつては梅雨明けの土用干しが行われたが、最近は乾燥時期に行われることが多い
十一月
(霜月(しもつき))
(とり)の市
酉の日
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11月の酉の日に各地の(おおとり)(大鳥)神社に立つ市。最初を「一の酉」といい「三の酉」まである年は火事が多いち云われる。境内には熊手・おかめ面・入り船などの縁起物を商う露店が並ぶ

近年11月の酉の日
平成27年(2015):5,17,29
平成28年(2016):11,23,
平成29年(2017):6,18,30
詳細⇒酉の市
証誠寺(しょうじょうじ)
狸供養
第一土・日
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童謡「証誠寺のタヌキ囃子」⇒(最下段
千葉県木更津市・証誠寺の住職は音曲が得意で檀家の子女にも教えていたが、狸もその感化で名月の夜に寺庭に集まり腹つづみを打ち踊り興じて死ぬ狸があり狸塚を築いて葬り供養した。
新嘗祭(にいなめさい)
23日
&show(): File not found: "auto_9dphEQ.jpg" at page "日本の年中行事";新穀を神に供える祭りで「しんじょうさい」ともいい春の五穀豊穣を祈る祈年祭とともに大事な祭りであった。現在は国民の祝日「勤労感謝の日」
十二月
(師走(しわす))
成道(じょうどう)
8日
&show(): File not found: "auto_eoWh8s.jpg" at page "日本の年中行事";釈迦が悟りを開いた日で「臘八会(ろうはちえ)」とも云われる。「成道」とは菩薩が修行の末、成仏得道して仏と成ることをいう。禅宗各寺院で1~8日まで行われる臘八接心は厳しい修行として知られる
煤払い
13日
&show(): File not found: "auto_KOIujP.jpg" at page "日本の年中行事";家の内外の埃や汚れを掃除し一年間の厄(災難)を祓って正月を迎える。掃除を終えると鯨汁を全員揃って食べる風習があった。
冬至
22日頃
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参照:詩吟ミニ講座詩の主題?
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小豆・柚子・かぼちゃ
二十四節気の一つ。太陽が軌道上で最も南点(黄経270度)を通過する日で、日の出から日の入りまでの時間が一年で最も短い日。冬至を境に昼間の時間が長くなっていくので、世界各地にこの日を太陽の誕生日として祝う風習がある。しかし気温は「冬至冬なか冬始め」といわれるように本格的な寒さはこれからである。「冬至かぼちゃ」といってカボチャを食べると中風や風邪にかからず魔除けにもなるという。小豆粥や柚子湯に入る風習も残っている。
餅つき
25~28日
&show(): File not found: "auto_0zvb64.jpg" at page "日本の年中行事";餅はハレの日の食べ物で、とくに正月には欠かせないもので年末には各家で餅つきをした。餅は日本人だけでなく多くの米食民族に好まれるが、日本では鏡餅・菱餅・牡丹餅・お萩など神事や人生の通過儀礼・年中行事のハレの日の食べ物として大きな役割をはたした。
歳の市
17~18日
&show(): File not found: "auto_DXNCoZ.jpg" at page "日本の年中行事";正月用の飾り物・縁起物・雑貨などを商う市で参詣人の多い社寺の境内・門前に立った。浅草寺の市が歴史も古く、「歳末大売出し」はその現代版
除夜の鐘
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動画「除夜の鐘」⇒最下段
年末最後の大晦日は旧年と新年の区切り日で、「大晦」「除夜」「年越し」と呼ばれ年神様を寝ないで待つ。神社の境内では火を焚き寺院では午前零時を前に鐘を撞き始め、年をまたいで百八回鳴らす。百八回とは十二ヶ月+二十四節気+七十二候=108で煩悩の数を表す
年越しそば
31日
&show(): File not found: "auto_10VTp8.jpg" at page "日本の年中行事";大晦日の夜に長寿・幸運を願って食べるそば、「つごもりそば」「運そば」「運気そば」「寿命そば」と呼ぶところもあり起源には諸説がある。年越しそばは食べ残すと新年には金に苦労すると云われ、また元日に食べるのを忌んだ
なまはげ
31日
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親の言うごと聞がね
ワラシはいねが!


怠け者はいねが!
秋田県男鹿地方の小正月が大晦日になった。夜8時過ぎから3~5人の若者が一組になって、恐ろしい鬼の面を被り藁で作った蓑・腰巻きをつけ藁靴を履いて木の出刃包丁・御幣・手桶を持って、「ウォー・ウォー」と叫びながら家に上がり込む、各家では主人が羽織・袴の正装で迎え、鬼たちは神棚に拝礼した後「親の言うごと聞がねワラシはいねが」「怠け者はいねが」などと云いながら家の中を探し廻る。主人は子供を抱いて守り酒肴と餅でもてなす。鬼は今年が豊作であると祝言を述べて去る。雪国の暮しが投影された素朴で力強い行事である。
羽子板市
17~19日
&show(): File not found: "auto_7kHsCq.jpg" at page "日本の年中行事";東京・浅草寺境内の羽子板市が最も名高い。男子の凧揚げに対し女子の遊びとして流行し装飾品・縁起物として押絵など豪華なものも売られた。

関連した童謡・吟詠を聴いてみましょう

除夜の鐘:今年も終り 新年を迎えます

どうぞ よい新年をお迎えください!!