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三河岳精会々員の特技作品です。

俳句

田中景風(敏子)さん(安城西部教場)の作品

◎安城市民文芸まつり 俳句・一般の部入選句(平成29年11月)
山の道 空蝉(うつせみ)そっと 端に置き


◎JAあいち中央広報誌ACT 俳句入選句(平成29年11月)
うそ寒か そぞろ寒さか 身にしみて


中日新聞「中日俳壇」入選(平成28年9月13日付朝刊)
雲の峰 雲の峰 そのまた奥に ありし里    (長谷川久々子 選)
【選者評】遠く離れて募る古里への感懐の情。 遥か彼方に連なる雲の峰の、その奥にある郷里の父や母を、時に己の幼少期を思い出しているのだろう。力強い入道雲の隔てる時空間の世界

芳賀龍松(俳号:松里(しょうり))先生(豊田大島教場)の作品

中日新聞「中日俳壇(長谷川久々子選)」入選(令和元年8月5日付朝刊)
  心地良き風が網戸を破り入る    芳賀松里

 
【選者評】
小さな網の目から入る風。涼やかで心地よい風の通り方を、網戸を破った涼風と喩えている。
大胆な表現で夏をうたう。

【芳賀さん談】
障子は風を通しませんが網戸は風を通すために作られているのは当たり前です。
風が来るだけでは俳句になりませんので、あえて「網戸を破り入る」にすることにより新鮮な感じを出したいと思いました。


中日新聞「中日俳壇(栗田やすし選)」入選(令和元年6月17日付朝刊)
  新樹より弾き出されし群れ雀    芳賀松里

 
【選者評】
何かに驚いたのであろう。新樹から雀が一斉に飛び立った。
「新樹より弾き出されし」に作者の感動が生き生きとあらわれている。

【芳賀さん談】
季語は新樹です。
たまたま公園を散歩していたら、何の音か大きな音がして
賑やかに囀ずっていた雀がびっくりしていっせいに飛び立った瞬間を
俳句にしたもので、よくある光景だとおもいます。
「弾き出された」が決め手でしょうね。


中日新聞「中日俳壇(長谷川久々子選)」入選(平成31年2月4日付朝刊)
芳賀家の正月の風景を表した写生句とのことですが、シニア世代の多くの家庭で見られる情景、心境を見事に表現されました。
  新年や家族集まり又去りし    芳賀松里

                      
【選者評】
年が改まり離れて暮らす家族が実家に集まり、世帯が一気に膨れ上がるが、再びそれぞれの生活の場に去っていく。正月の一家の動きを簡潔に言い止めた作。


中日新聞「中日俳壇(栗田やすし選)」入選(中日新聞平成30年10月15日付朝刊)
  (ひげ)面をなぞりて子規忌迎へけり    芳賀松里
                   
【子規忌:季語】
正岡子規の忌日は9月19日。36歳の若さで東京の根岸で生涯を閉じた近代俳句の基を作った俳人であり、今も伝統俳句として引き継がれています。

【芳賀さん談】
9月19日は水曜日で丁度暇な時間があり、子規忌の俳句を作ろうと考え始めた時に顎に手をやるとだらしなく無精髭がざらざらとした手触りで考えている事に気付きこの俳句が出来ました。
このようにちょっとした動作等を題材にした俳句も面白いですね。


中日新聞「中日俳壇(長谷川久々子選)」入選(中日新聞平成30年4月10日付朝刊)
  蛇穴を出でて世間を未だ知らず    芳賀松里
                      
【選者評】
「蛇穴を出づ」は冬眠から覚めた蛇が、土の中から地上へ出るのを言う季語。
目覚めの変化に戸惑う蛇を、世間に疎いと捉えたのだろう。
擬人化された緩慢な動作。
ユニークな作品。

洲原公園

【芳賀さん談】
暖かくなった頃、毎日歩いている洲原公園で蛇が道を横切るのを確認し、見たままを作った俳句です。
冬の間の出来事は知らぬであろうと思いながら、ウオーキングをした記憶がよみがえってきました。



中日新聞「中日俳壇(栗田やすし選)」入選(平成29年7月10日付朝刊)

 目薬を注す万緑(ばんりょく)を仰ぎつつ   松里


芳賀さん談:
この俳句は岡崎の九品院(くほんいん)に吟行した時に天気がよく、本堂の縁側に座って俳句の友達と話をしながら、目の前の境内の万緑が降り注ぐ中、緑を見ながら天を仰いで目薬を注して、更にはっきりと万緑を眺めようと思い立ち、満足をしている様子を五七五に纏めたものです。


中日新聞「中日俳壇(長谷川久々子選)」入選(平成29年4月17日付朝刊)

法隆寺



 鐘鳴るを 待つ法隆寺 長閑(のどか)なり  松里







中日新聞「中日俳壇」入選(平成29年3月27日付朝刊)

南公園梅

一団の老い賑やかに梅の道 (芳賀松里)
(栗田やすし 選評)梅は「百花にさきがけて」という言葉がぴったりする花。まだ寒い一日、郊外に梅見にやって来た老人たちを「一団の老い」と捉えたのがおかしい。「賑やかに」という語に作者の実感がこもっている。







中日新聞「中日俳壇」入選(平成29年1月23日付朝刊)

風花


 池に降る 風花水面(みなも) 乱さ ずに 松里
(栗田やすし 選評)
風に乗って舞う風花は、池に舞い落ちても水面を乱さないという。小さいながら作者の確かな発見である。



中日新聞「中日俳壇」入選(平成28年12月19日付朝刊)

木場の角乗り


 掛け声の 揃う角乗り 木場の秋 松里 
(栗田やすし 選)





中日新聞「中日俳壇」入選(平成28年11月28日付朝刊)

画像の説明


 石蕗(つわ)咲くや 墓所から小判 出し古刹 松里

 (長谷川久々子 選評)「刹」は寺の意。由緒のある古寺ともなると、墓所から
  小判の出る事もあろう。金色に耀く石蕗(つわぶき)の花よりも鮮やかな金貨か、空想の愉しさ。
     本光寺

中日新聞「中日俳壇」入選(平成28年10月10日付朝刊)

うだつ町並み


 豪商(ごうしょう)の 名残りのうだつ 秋の街 松里 (栗田やすし 選)




中日新聞「中日俳壇」入選(平成28年9月5日付朝刊)

籐椅子

籐椅子(とういす)の (きし)みも母の 遺品かな 松里 (栗田やすし 選)

  【選者評】
  夏の夕方、水を打った庭からの涼しい風を籐椅子に掛けて(たの)しんでいた母。
  その母の遺品となった籐椅子の軋みまでもが母の遺品であるという。切ないまでの母恋いの句




中日新聞「中日俳壇」入選(平成28年5月9日付朝刊)
虻  ''(あぶ)羽音(はおと)留まれば留まりぬ'' 松里  (長谷川久々子 選)
    (あぶ)
                 【選者評】 虻が数匹花に集まれば、村上鬼城(きじょう)の「・・虻の大(うな)り」となり、
                     それが動かねば、加舎白雄(かやしろお)の「・・地にそふ影久し」の句を思わせる掲出句。
                     虫の羽音から淡い影へと目が移ろう、正に詩人の眼差しだ


中日新聞「中日俳壇」入選(平成28年4月12日付朝刊)
   虚子とのみ彫られし墓石落椿 松里  (栗田やすし 選)
  【選者評】鎌倉五山の一つ寿福寺にある高浜虚子を訪ねての感動が素直に出ているのがよい。落椿が印象的。
寿福寺 高浜虚子の墓石
  亀谷山寿福金剛禅寺(きこくさんじゅふくこんごうぜんじ) (鎌倉五山地図)           高浜虚子の墓石


中日新聞「中日俳壇」入選(平成28年3月14日付朝刊)

燕飛び交ふ


   二月はや 燕飛び交ふ 三河かな 松里  (栗田やすし 選)
  【選者評】気象異変に驚かされる昨今だが、まだ二月というのに(つばめ)が飛び交っているのに驚く作者。下五の「三河かな」と具体的に地名を強調
   したことで、比較的温暖な三河にしてもという驚きが素直に出ていてよい。            


中日新聞「中日俳壇」入選(平成27年10月26日付朝刊)

敬老日


   寸劇に 笑ひ溢るる 敬老日 松里  (栗田やすし 選)  




中日新聞「中日俳壇」入選(平成27年5月24日付朝刊)

味噌の蔵


   二夏二冬 寝かせ涼しき 味噌の蔵  松里  (長谷川久々子 選)






中日新聞「中日俳壇」入選(平成27年5月3日付朝刊)
   閉ぢられし 古き矢倉や 春浅し 松里   (栗田やすし 選)


中日新聞「平和の俳句」月間優秀作(平成27年3月14日付朝刊)
   助け合ふ 地球の友や 春を待つ 松里  (金子兜太 選)


中日新聞「中日俳壇」入選(平成26年9月14日朝刊)
   足跡を 消して潮満つ 夜の秋 松里   (金子兜太 選)



(故)来川忠士さん(知立中町教場)の作品

中日新聞「平和の俳句」入選(平成27年1月28日付朝刊)
   俺だって 平和が好きさ デモに行く   (金子兜太・後藤昌治 選)
2015.01.28まで進んでください。

''来川さんの精神の若さには正に敬服・脱帽です。&br;どうぞ いつまでもお元気で!'' &br; 「平和の俳句」については下のサイトを参照ください。(青文字をクリックするとサイトが開きます)
新聞記事「平和の俳句」

いとうせいこう・金子兜太

  いとうせいこう                     金子兜太  
中日新聞「平和の俳句」
【参考】中日新聞「平和の俳句」の関連記事です、関心のある方は奮って応募されてはいかがですか?
105%,新聞記事
中日新聞「平和の俳句」に投稿された来川さんの俳句が、図書「平和の俳句」(発行:小学館)に掲載されました。New
図書「平和の俳句」表紙図書「平和の俳句」掲載内容

短歌

永田義泉さん(知立昭和教場)の作品

知立神社「花しょうぶ短歌大会」最高賞受賞(令和元年6月28日付「知立くらしのニュース」より一部引用)
立春(りっしゅん)知立短歌会主催の大会が6月8日(土)知立神社で開催され、応募数20首の中から知立昭和教場の永田義泉さんの歌が見事 最高賞の知立神社賞に選ばれました。

さはやかな『令和』の風は花ゆらし
     知立の宮に初夏(はつなつ)告げる

【永田さん喜びのコメント】
知立八橋の杜若(かきつばた)の魅力に引かれ、短歌を初めて10年になります。
現在は、知立文化協会に所属する「立春知立短歌会」で勉強中です。
三年前に三河岳精会の深浦会長の講習会に参加し、「からころも」を聞き、涙が出る思いでした。
以来、知立昭和教場の山本先生のもと、知立中町教場で深浦会長の指導を受けるなど、勉強中です。
短歌と詩吟、心を詠む喜びと、「真・善・美」を求めています。

芳賀龍松先生(豊田大島教場)の作品

中日新聞「中日歌壇」入選(平成30年3月26日付朝刊)
芳賀さんが岡崎市の岩津天満宮で吟行されたときに作られた短歌です。

絵馬



小島ゆかり 選
受験絵馬と御礼の絵馬と入り乱れ
     梅の(やしろ)にとき移り行く

                       芳賀松里
     
【選者評】受験絵馬の季節が少し過ぎ、お礼の絵馬も見える。
人それぞれのドラマを暗示しながら、さわやかな情感が滲む。



中日新聞「中日歌壇」入選(平成29年4月3日付け朝刊)

浜名湖

灘からの潮の満ち来る浜名湖に
    細魚(さより)の群れの一匹を釣る
  芳賀松里

小島ゆかり 選      
【選者評】「灘」「潮」「浜名湖」という言葉の力が押し寄せるなか、「細魚」が一匹、美しく躍り上がる。
細魚寿司 おいしそうだね 細魚寿司(高級寿司)⇒季語:細魚

書道

副会長・棚橋精泰先生の作品

鹿紫

      鹿紫(ろくさい)  王維


空山(くうざん)人を見ず (ただ)人語(じんご)(ひびき)を聞く
返景(へんけい)深林(しんりん)に入り  (また)青苔(せいたい)の上を照らす







【参照】詩文の解説詩吟ミニ講座 →「ら行」











平泉懐古

    平泉懐古 大槻磐渓


三世(さんせい)豪華帝京(ごうかていきょう)()
朱楼碧殿(しゅろうへきでん)(くも)に接して長し



   只今(ただいま)(ただ)東山(とうざん)の月のみ有って
  来り照す当年の金色堂(こんじきどう)




【参照】詩文の解説詩吟ミニ講座 →「は行」





阿知和泰人さん(岡崎緑道教場)の作品

古柏行

      古柏行(原文) 杜甫


孔明庙前有老柏,柯如青铜根如石
霜皮溜雨四十围,黛色参天二千尺
君臣已与时际会,树木犹为人爱惜
云来气接巫峡长,月出寒通雪山白
忆昨路绕锦亭东,先主武侯同閟宫
崔嵬枝干郊原古,窈窕丹青户牖空
落落盘踞虽得地,冥冥孤高多烈风
扶持自是神明力,正直原因造化功
大厦如倾要梁栋,万牛回首丘山重
不露文章世已惊,未辞翦伐谁能送
苦心岂免容蝼蚁,香叶终经宿鸾凤
志士幽人莫怨嗟:古来材大难为用


読み下し文
孔明が廟前に老柏有り、柯は青銅の如く根は石の如し
霜皮雨を溜す四十囲、黛色天に参す二千尺
君臣已に時の與に際会す、樹木猶お人に愛惜せらる
雲来たって気は巫峡の長きに接し、月出でて寒は雪山の白きに通ず
憶う昨路 繞(めぐ)る錦亭の東、先主武侯同じく閟宮(ひきゅう)
崔嵬(さいかい)として枝幹に郊原古りたり、窈窕(ようちょう)として丹青に戸牖(こゆう)空し
落落盤踞するは地を得たりと雖も、冥冥孤高なるは烈風多し
扶持自ずから是れ神明の力、正直原と因る造化の功
大廈如(も)し傾いて梁棟を要せば、万牛首を廻らして丘山重からん
文章を露わさざれども世已に驚く、未だ剪伐を辞せざるも誰か能く送らん
苦心豈に免れんや螻蟻(ろうぎ)を容るるを、香葉終に経たり鸞鳳を宿せしめしを
志士幽人怨嗟する莫れ、古来材大なれば用を為し難し





















登高

       登 高  杜甫


風急(かぜきゅう)天高(てんたこ)うして猿嘨哀(えんしょうかな)し (なぎさ)清く(すな)白うして鳥飛び廻る


無辺の落木蕭々(しょうしょう)として下り 不尽(ふじん)の長江滾々(こんこん)として来る


万里悲秋常(ばんりひしゅうつね)に客と作り 百年多病独り台に登る


艱難(かんなん)苦だ恨む繁霜(はんそう)(びん) 潦倒(ろうとう)新たに停む濁酒(だくしゅ)の杯 



 漢詩登高 ⇒詩文の解説「た行」































香炉峰

    香炉峰下の山居  白居易



日高く(ねむり)足って()お起くるに(ものう)し 小閣(しょうかく)(きん)を重ねて寒を(おそ)れず


遺愛寺(いあいじ)の鐘は枕を(そばだ)てて聴き 香炉峰(こうろほう)の雪は(すだれ)(かか)げて看る


匡廬(きょうろ)便(すなわ)ち是れ名を逃るるの地 司馬は()お老を送るの官()


(やす)く身(やす)きは是れ帰する処 故郷何ぞ独り長安のみに在らんや




 漢詩香炉峰下の山居 ⇒詩文の解説「か行」































漢詩

会長・深浦精正先生の作品 ⇒ 王関山漢詩集

栗田仁志(詩号:田仁)さん(岡崎南教場)の作品 [平成26(2014)年8月29日 作]

漢詩集「築山御前」

この小冊子には多くの創作詩が収録されていますが
その一部と関連画像を下記に紹介します。
内容をご覧になりたい方は栗田仁志さんにご連絡下さい。
 Email : kurita@m5.catvmics.ne.jp







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序 章

目 次
漢詩「乙川慕情」終 章あとがき
序 章目 次漢詩「乙川慕情」(終章) 漢詩「一場春夢」あとがき
築山御前肖像八柱神社築山殿(瀬名姫)塚築山御前霊廟徳川家康公肖像
築山御前肖像八柱神社築山殿(瀬名姫)塚築山御前霊廟徳川家康公肖像



岡崎南教場の栗田仁山さんが、前作「築山御前」に続き第二作品「かえるのうた(21首)」(平成27(2015)年12月27日 作)を発表されました。

漢詩集「かえるのうた」

この小冊子には多くの創作詩が収録されていますが
その一部と関連画像を下記に紹介します。
内容をご覧になりたい方は栗田仁志さんにご連絡下さい。
 Email : kurita@m5.catvmics.ne.jp







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漢詩集「かえるのうた」目次かえるの合唱漢詩集「かえるのうた」あとがき
漢詩集「かえるのうた」目次(拡大)漢詩集「かえるのうた」かえるの合唱(拡大)漢詩集「かえるのうた」あとがき(拡大)

                           歌を聴いてみましょう


彫刻

(故)森山 清さん(特別名誉会員)の作品

地蔵菩薩不動明王仏頭地蔵菩薩立像
地蔵菩薩不動明王仏頭地蔵菩薩立像


絵画

(故)来川龍士先生(特別名誉会員)の作品(切り絵

初音(はつね)(さる)(ひな)
初音申雛
蒼弓若武者春のなごり雨上り
蒼弓若武者春のなごり雨上り
夕立ち 鶏の初鳴きつがいの鶏
夕立ち鶏(初鳴き)鶏(つがい)




篆刻

阿知和泰人さん(岡崎緑道教場)の作品

画像の説明画像の説明
2012年作品(6㎝角)
勧学(陶潜)
2014年作品(6㎝角)
胡隠君を尋ぬ(高啓)
静夜思短歌「岩ばしる
2018年作品(7.5cm角)
静夜思(李白)
2018年作品(7cm角)
短歌「岩ばしる」
易水送別
2019年作品(7.5cm角)
易水送別(駱賓王)

CDアルバム「吟河は詠う」

三河岳精会は平成24(2012)年に創立35周年を迎え、記念として有志によるCDアルバムを収録しました。吟題はすべて教本「天の巻」より採りました。


吟楽一座

国定忠治(名月赤城山)

西尾地区の安田進風・夏目司風さんたちが主宰する吟楽一座は多彩な演目レパートリーを持ち、各種大会や宴会で大人気です。

            H28「新春の集い」宴会での余興神事
  吟楽一座による寸劇「国定忠治・名月赤城山」
 子分巌鉄:夏目司風     親分忠治:安田進風

吟楽一座・夏目司風・安田進風

忠治:赤城の山も今夜限り、生まれ故郷の国定の村や、縄張りを捨て、故郷を捨て
   可愛い子分のてめえ達とも 別れ別れになる首途でだ。

貞八: そういやあ 何だか 嫌に寂しい気がしやすぜ。
巌鉄: ああ、雁が鳴いて 南の空へ飛んで往かあ!
   渡る雁さえ群れを作って行くものを。
忠治:言うな! 厳鉄 運が無けりゃ、是非もねえ。 
忠治: 月も西山に傾くようだあ。
貞八: おらあ 明日からどっちへ行こう?
忠治: 心の向くまま 足の向くまま、あても果てしもねえ旅に立つのだ。
巌鉄・貞八: 親分!
巌鉄:あァ、円蔵あにィが・・・
忠治:あいつもやっぱり、故郷の空が恋しいんだろう・・・
                             万年溜めの雪水に洗い清めた加賀の国の住人、小松五郎義兼が鍛えたこの業物、
                             俺にゃ、生涯手前という強い味方があったのだ・・・
国定忠治  ← 吟楽一座による寸劇「国定忠治・名月赤城山」
                   ↓ 任侠寸劇「国定忠治(名月赤城山)」で使用の音声



漢詩(吟譜付き)国定忠治(名月赤城山)(平成27年6月)
                                                                           歌詞 セリフ

名月赤城山 歌詞・セリフ


NEW金色夜叉(熱海の海岸 貫一・お宮)

去る8月28日~29日熱海・大野屋ホテルで行われた特別師範研修会の夕食懇親会で、吟楽一座の余興寸劇がまたも大好評を得ました。
画像の説明

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♪ 熱海の海岸 散歩する 貫一お宮の二人連れ 共に歩むも今日限り 共に語るも今日限り
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♪ 宮さん必ず来年の 今月今夜のこの月を 僕の涙で曇らして 見せるよ男子の意気地から

唄(東海林太郎・松島詩子)に合わせて寸劇(踊り・台詞)が進行します
'↓'' 試聴するとき(再生)のプレイリストバーの使い方
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